高知県

南国土佐を後にして…そんな歌詞だけ知ってます。高知と言えば土佐、土佐と言えば、

土佐日記坂本龍馬、ヨサコイ、食べ物は鰹のタタキを筆頭とした海鮮、キュウリなど国内でトップクラスの生産量を誇る野菜も多く、食の宝庫でもある。

そんな高知県、実は芋ケンピが凄い!

芋ケンピの国内シェア5割を誇る澁谷食品、最近県内の土産屋で見かける事の増えたケンピパイ、その製造元の南国製菓などなど、多数のケンピ屋が存在する。

芋ケンピはサツマイモを棒状に切った物を油で揚げ、砂糖を絡めた芋菓子。江戸時代に薩摩からサツマイモが伝わり、サツマイモ栽培が盛んになった事で生まれたお菓子。

今では高知県のサツマイモ生産量は全国8位と目立たない為、高知県で何故芋ケンピが凄いのか分からなかったけど、気候も鹿児島に近く、また根菜故、台風の風害に合わない点で、農業技術の発達していなかった時代には重宝され、生産量が高かったのだと推測される。また古くから高知の郷土菓子としてケンピと言う物があり、漢字では堅干と当て字で表記するそうで、当て字の通り、堅いお菓子。小麦粉に水と砂糖を混ぜ、棒状にしたものを焼いたお菓子との事。これが元となり、芋ケンピが生まれた。しかしケンピと異なり、当時貴重であった油で揚げている事からハレの日のお菓子であったそう。

高知に行くと店舗が多数あり、色々な芋ケンピが味わえる。甘じょっぱい塩ケンピ、冬場限定のチョコでコーティングしたチョコケンピなどなど、変わり種だけど美味しい芋ケンピに出会える。

高知と言うと…土佐…土佐と言えば土佐藩

土佐藩と言えば幕末、薩長土肥と言われたり、カップうどんのTVCMで共演していた西郷どんと龍馬…どうも薩摩との関係を直ぐに連想してしまう。芋ケンピ…実はここにも、

サツマとの密接な関係があるとは…

芋ケンピはカッパえびせんと同じで食べたら止まらない。好きだけど我慢している、まるで片想いのようだ…堅いだけに…と上手い事を思い付いたと自画自賛している寒い夜。

そして、ハロウィンなのにサツマイモ…