トラックドライバー不足

久々の晴れの休日、迷いもなく子供を連れて公園へ。気温も高く、絶好の行楽日和。子供に付き合って色々遊ぶのは中々疲れる…年かな〜…そう言えば今日の日経朝刊に2027年にトラックドライバーが24万人不足するとの記事があった。不足する最も大きな理由が、高齢化によりドライバーの数が1割減ること。それとネット通販などによる需要の拡大が追い打ちをかけているとの事。

今ですらドライバーは不足している、これは東日本大震災やオリンピックなどの建築需要により、より稼ぎの良い建築業界に人が流れている為。これはドライバーだけでなく、小売などサービス業にも影響を与えている。

より効率よく稼げる所へ人が流れるのは当たり前の事。しかし、実際ドライバーってどうなの❓と調べてみると、結構な激務…

今国内のドライバーの数は約180万人、内40歳〜50代前半までの構成が約4.4割。平均賃金は約420万で拘束時間2592時間。賃金以下は大型車のドライバーの数字で、小型になると更に悪くなる。この数字、全産業の平均と比べるとかなり悪い。中高年の構成は約3.4割、平均賃金480万、拘束時間2124時間。正直時給換算すると…約2300円対1630円、700円近く差がある。これでは、足りなくなるのも当たり前かな〜…

今ドライバーの労働環境の改善、宅配ボックスの設置、鉄道輸送へのモーダルシフトなど色々手が加えられている。少しでも改善され、ドライバーの数が増える事が望まれる。ただ1番改善に効くのは物価を上げる事、適正な物流費が価格に転嫁出来るような健全な世の中になる事が一番大切。通販の運賃ゼロとか即日配達など、単純な労働力の削減によるコスト減のアピールでなく、機能性、デザイン性など値下げに頼らないアピールポイントを作り、需要拡大に努める様な、世の中になれば…と思いながら、改めて毎日子供を相手にするお母さんにの凄さに、頭が下がる今日この頃。